おなじみのWiMAX2+対応ルーターであるW01(huawei製)に後継機種が生まれました。その名もW02。ざっくりとW01から進化したところを説明するとバッテリー関連とユーザビリティが向上しました。
しかし、同時期に発売を開始したNECのWX02と同じくマイナーチェンジモデルです。大幅な変更はありません。

- Speed Wi-Fi NEXT W02は買いなのか
- まずは動画でW02を知る
- W02の特徴
- W02のデメリット
- Speed Wi-Fi NEXT W02のスペック
- WX02との比較・選び方
- W02キャンペーン情報
Speed Wi-Fi NEXT W02は買いなのか
W01と比較してみると、表面的な部分は変わっていますが中身はW01と同じです。 しかし、デザインとソフト面(UIや新モード)が進化しています。着目すべき点はソフト面ですね。
バッテリーに関しても連続待受時間や連続待受時間は改善されています。バッテリーそのものが大容量になったのではなく、消費電力を抑えるモードが搭載されたでいます。
- 要するにソフト面が改善されて利用しやすくなった。
正直に書いてしまうと、「W01のファームアップで対応できるのではないか」との意見があると思いますが、そこは言わない約束。オトナの事情です。
オシャレなW01のイメージは継承されているし、利便性も向上しているWX02。もちろん、良い部分はそのまま残しています。ちなみに、この部分に関しては、先日発売されたNECのWX02にも同じことが言えます。大幅な変化はないけど、使いやすくなりました。
しかし、huaweiの端末はいつもオシャレですね。中国製はデザインが芋で、性能が悪いのは完全に昔の話です。スマホも同じですが中国には良いデザイナーがいますね。
個人的にはネットワーク機器を昔から研究開発している日本電子(NEC)を応援していますが、huaweiは日本の企業を応援する私にとっても信用できる企業になっています。
実は、私が海外出張するときに持っていくモバイルルーター(ポケットWIFI)もSIMフリーのhuaweiです。モバイルWIFIには昔から力を入れている会社なので、中国製に否定的な人にもおすすめできます。
W02の特徴
まずは、W02はキャリアアグリゲーション(CA)に対応した端末であることが上げられます。CAがオンの場合は、現在のWiMAX2+の最大速度が体感できます。下り最大220Mbpsですね。CAオフの場合は下り最大110Mbpsです。
また、au 4G LTEの回線が利用できるので、田舎暮らしで電波状況に不安を感じる方でも安心できます。ただ問題なのは、au 4G LTEはオプションとなっており、利用するのであれば1,005円/月が必要です。
省電力機能について
特筆するべきところは、電池残量によるモードの自動切り替えです。W02の一番の売りの部分。ノーマルモードと呼ばれる設定にしておくと、電池が十分にあるときはCA対応になり、減ってくると電力消費の高いCAが自動的にオフになります。また、通信していない状態が一定の時間継続した際に、この切り替えが行われる。3種類のパフォーマンスを選択できます。
- ハイパフォーマンス【パフォーマンス重視】
- ノーマル:【パフォーマンスと電池持ちのバランス】
- バッテリーセーブ:【省エネ】
このを機能をありがたいと感じる方とそうではない方で意見が割れそう。私なら不要な機能と書いておこう。パソコンを使った仕事をしているなら、いつでもUSBで充電できるので必要性をあまり感じないかもしれません。
また、スマホアプリ「Huawei HiLink」からリモードで端末を起動できるので、ネットを使うときだけ、ルーターを立ち上げるような運用方法もありですね。ちなみに、鞄からモバイルWIFIを取り出す必要もなく、アプリでリモート操作できます。アプリはisoにもandroidにも対応しています。
通信モード | 最大速度 | 機能 |
---|---|---|
ハイパフォーマンス | 220Mbps | CAオン |
ノーマル | 110Mbps〜220Mbps | 電池残量による自動切り替え 少ない:CAオフ(110Mbps) 増える:CAオン(200Mbps) |
バッテリーセーブ | 110Mbps | CAオフ |
通信制限対策
W01では1ヶ月間のデータ使用量しか表示できませんでしたが、W02は、端末に3日間のデータ使用量を表示させることができます。WiMAXには通信制限(注1)があるので、地味ではあるけど利便性は向上していますね。赤い点線で囲んだところにデータ使用量が表示されます。
注1:3日間にデータ使用量が10GB以上になると通信制限。【2017年2月2日からの基準】
W02のデメリット
W02というよりもhuaweiのW01とW02共通のデメリットになりますが、ノーリミットモード(WiMAX)に対応していないので、通信速度制限に掛かるような利用ならWiMAX回線に対応したW02をおすすめします。
使い放題のサービスである「ギガ放題」でも回線の混雑を回避するための制限があります。2017年2月2日から3日間の通信制限が3GBから10GBに緩和されました。直近3日間でWiMAX 2+およびLTE方式のデータ量の合計が10GB以上となった場合、その翌日の18時から翌々日の2時までの速度制限になります。
制限時の速度はyoutubeの標準動画が閲覧できる速度・1Mbps程度です。
通信規格 | WX01/02/03 | WX04/05/06 | W01/02/03/04/05/06 |
---|---|---|---|
WiMAX | ◯ | 非対応 | 非対応 |
WiMAX2+ | ◯ | ◯ | ◯ |
au 4G LTE(オプション) | 非対応 | ◯ | ◯ |
WiMAX回線には規制がないので、通信制限が心配なら、NEC製の人気製品であるWX02をおすすめします。
WX02のスペック
SPEED WIFI W02スペック | |
---|---|
メーカー | huawei |
カラー | GREEN、WHITE |
サイズ | 121 mm(横)x59 mm(縦)x11.1 mm(高さ) |
重量 | 約119g |
バッテリー | 2300mAh |
連続通信時間 | WiMAX 2+ 接続時 約390分(ハイパフォーマンス設定のハイパフォーマンス設定時) 約420分(ハイパフォーマンス設定のノーマル設定時) 約510分(ハイパフォーマンス設定のバッテリーセーブ設定時)LTE 接続時 約440分(ハイパフォーマンス設定のハイパフォーマンス/ノーマル設定時) 約470分(ハイパフォーマンス設定のバッテリーセーブ設定時) |
連続待受時間 | 約760 時間、約35 時間(クイックアクセスモード設定時) |
通信規格 | WiMAX2+,au 4G LTE |
モニタ | 約2.4インチ カラータッチパネル( 解像度: 320 x 240) |
通信速度 | WiMAX2+:受信最大220Mbps・ 送信最大10Mbps au 4G LTE :受信最大75Mbps・送信最大25Mbps |
接続台数 | 10台 |
対応OS | Windows Vista®/7/8/8.1/10 Mac OS X v10.5/v10.6/v10.7/v10.8/v10.9/v10.10/v10.11 ※ 対応OS はすべて日本語版・英語版 |
付属品 | micro USB ケーブル クレードルは別売り |
参考資料 | W02マニュアル・ダウンロード |
WX02との比較・選び方
W02のメリットはau 4G LTEが利用できることです。プラチナバンドを利用した帯域800MHzなので電波の届きにくいエリアにアドバンテージがある。要するに、田舎暮らしの強い味方。そんな方にW02はよい選択になる。
しかし、au 4G LTEはオプションです。月額1,005円。ちなみに、もうひとつの最新WiMAX端末であるNECのW02はau 4G LTEに対応していません。心配な方は、まずWiMAX2+のエリアを確認してからau 4G LTEオプションが必要かどうかを判断しましょう。
端末の選び方をまとめます。WiMAX2+のエリアを確認してみて、WiMAX2+だけだと心細いならau 4G LTEの使えるW02にしましょう。
W02のキャンペーン情報
人気のWiMAXプロバイダーからW02のキャンペーンが終了。
プロバイダー | 特典 |
---|---|
UQ WiMAX | – |
GMO とくとくBB | |
so-net WiMAX | – |
BIGLOBE WiMAX2+ | – |
Nifty WiMAX2+ | – |
おすすめのWiMAXとポケットWIFIの総合ランキングと端末選びは以下の記事を参考にして下さい。
おすすめのポケットWIFI
人気プロバイダーの徹底レビューはこちら ↓
UQ WiMAXの評価レビュー
GMOとくとくBB WiMAX2+ 評価・レビュー
So-net モバイル WiMAX 2+の評価・レビュー
BIGLOBE WiMAX 2+ 評価・レビュー
Nifty WIMAX2+の評価・レビュー
以上、「Speed Wi-Fi NEXT W02の評価・レビュー」でした。