huaweiからWシリーズの新機種・W06が発売されました。
旧機種となったW05の発売が2018年1月19日なので、ちょうど1年で新機種が登場することになったワケですが、
- さて、その性能はどうなのか?
当記事では、いつものようにW06のメリットやデメリット、競合端末(NEC製WX05)との比較をしながらレビューしていきます。
目次:
- Speed Wi-Fi NEXT W06のメリット
- Speed Wi-Fi NEXT W06のデメリット
- スペックについて
- W06を対象としたキャンペーン情報
Speed Wi-Fi NEXT W06のメリット
まず、W06の魅力は以下となります。
- 通信速度の向上について
- 高性能ハイモードアンテナについて
- Wi-Fi TXビームフォーミングに対応したこと
- ベストポジション機能
- 通信モード自動切替機能
通信速度の向上・下り速度最大1.2Gbps
まさかの1Gbps超えです。インパクトはありますが、インターネットはベストエフォート型のサービスになるので、1.2Gbpsは理論値です。もちろん、私達はこの速度を体感することはできませんが、回線のポテンシャルが高いことは間違いありません。
もう少し詳しく下り最大1.2Gbpsの条件をチェックします↓
- 2019年1月25日時点では、東京都、埼玉県の一部エリアのみ
- USB3.0以上対応のType-CケーブルでW06と利用する端末を接続すること
- ハイスピードプラスエリアモード、ハイパフォーマンスモードおよび4×4MIMO設定をオンにすること
- 接続するスマホやパソコンがギガビットイーサに対応していること
厳しい条件ですね。利用エリアが拡大しても、USB3.0以上対応のType-Cケーブルで接続するのは面倒だし、そもそもポケットWIFIの最大のメリットであるモビリティが失われてしまう。部分的な有線接続ですからね。美しくない。
WIFI接続の場合は867Mbpsです。最大下り速度867Mbpsとユーザに伝えた方がよいでしょう。
高性能ハイモードアンテナについて
WiMAXの基地局と端末間の通信を向上させる技術として、「高性能ハイモードアンテナ」を搭載しています。
小さな筐体を維持しながら電波性能を改善させるのは難しいけど、W05との比較では20%ほどスループット向上。
W05の評判も上々だったので、そこから20%だと利用できるユーザがこれまで以上に増えそうです。
Wi-Fi TXビームフォーミングに対応している
ビームフォーミングはW06と接続端末(例えばスマホやノートパソコン)間の通信を向上させる技術です。W06と接続端末の距離や角度を計算して電波を飛ばすので、ビームフォーミング対応端末の方が、未実装の端末より高性能といえます。
もちろん、壁や障子などの遮蔽物を挟んだ場合、受信感度は弱くなります。
この機能は旧機種となったW05やNEC製のWX04、WX05にも実装されています。
見える化・ベストポジション機能
まず、ベストポジション機能とは、W06を設置する場所を探すための機能です。電波の強さを12段階で2秒ごとに表示するので自宅のどの場所が電波が強いのがすぐわかる。
もちろん、WiMAX端末の液晶を凝視しながら電波が何本なのか確認していたユーザも多いと思いますが、ベストポジション機能でより正確に判断できるようになります。
ベストポジション機能を利用するには
HiLinkアプリをスマホにインストールすることで「ベストポジション機能」を利用することができます。Android版とiOS版があるのでGoogle PlayやApp storeから「HUAWEI HiLink」をダウンロードしましょう。
通信モード自動切替(ワンタイム切替)が便利
ハイスピードプラスエリアモードからハイスピードモードへ自動的に切り替えることで、通信速度制限を回避するために利用します。
要するに、ハイスピードプラスエリアモードの使いすぎ防止機能です。
手動でモード切り替えしているうちに、ハイスピードプラスエリアモードにしたことを忘れてしまうユーザが多いので、自分でしきい値(最大データ通信量から何%に達したら)を設定して管理でするのがおすすめです。
WIFI設定が簡単
NFCやアプリを使ってWIFI設定ができます。スマホでQRコードを読み込ませることで簡単に設定が終わるのはお手軽ですね。
アンドロイドであればGoogle Playからhuawei Hilink
iphoneやipadなどのiosならapp storeからhuawei Hilink
Speed Wi-Fi NEXT W06のデメリット
まずW06のデメリットで気になるのは以下の3点。
- バッテリーが3,000mAhなので連続通信時間が短い
- バッテリーが取り外せない
- クレードルがない
バッテリーが3,000mAhなので連続通信時間が短い
旧機種となったW05のバッテリーは2,750mAhになるので、W06のバッテリーは大容量化したのは間違いありません。しかし、高性能になったWiMAX端末は電気の使用量もアップしているのでもっと大きなバッテリーを搭載してほしかったです。
ちなみに、ライバル機種のNEC製 WX05は3,200mAhです。
バッテリーが取り外せない
どのようなガジェットでもバッテリーの消耗はその他のパーツより早いので、自分で取り替えできるような設計にしてほしかったですね。
iphoneも同じように簡単には取り外せない設計になっていますよね。完全防水にするためにとか、気密性を高めるとかそんな理由は感じられないので・・
WX05は取り外し可能です。
クレードルなし
これまでクレードルの販売があまり良くなかったことが原因かもしれませんが、クレードルは充電するだけの台ではありません。
LANポートに接続できたり、NECのクレードルだと拡張アンテナを搭載していたりするワケで、少しショックですね。今後、WiMAX端末のクレードルは無くなっていくのかな。
確かに、WiMAX端末自体のアンテナ性能は高まっているのでどうなるのでしょうか。
スペックについて
商品名 | Speed Wi-Fi NEXT W06 |
---|---|
製造元 | HUAWEI |
サイズ | 約128×64×11.9mm |
重量 | 約125g |
連続通信時間 ハイスピードモード(WiMAX2+) |
ハイパフォーマンス:約7時間10分 スマート:約9時間 バッテリーセーブ:約11時間40分 |
連続通信時間 ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX 2+、LTE) |
ハイパフォーマンス:約5時間 ノーマル:約6時間40分 バッテリーセーブ:約10時間 |
連続待受時間 | デフォルト設定:約800時間 |
電池容量 | 3,000mAh |
通信速度 ハイスピードモード(WiMAX 2+) |
下り最大558Mbps 上り最大30Mbps |
通信速度 ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX 2+、LTE) |
下り最大1.2Gbps 上り最大75Mbps |
急速充電 | USB Power Delivery 2.0対応 |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
最大接続可能台数 | 最大16台 |
対応OS | Windows7、Windows8.1、Windows10 |
Mac OS X 10.9/10.10/10.11/10.12/10.13/10.14 | |
参考資料 | W06マニュアル・ダウンロード |
2022年11月のキャンペーン情報まとめ
発売 | キャッシュバック | 端末代金 | 公式 | |
---|---|---|---|---|
GMOとくとくBB | 終了 | なし | 無料 | 詳細![]() |
So-net WiMAX2+ | 終了 | なし | 無料 | – |
Biglobe WiMAX2+ | 終了 | なし | 21,120円 | 詳細![]() |
UQ WiMAX2+ | 終了 | なし | 18,150円 | 詳細![]() |
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以上、「Speed Wi-Fi NEXT W06の評価・レビュー」でした。