ついにNECのWXシリーズに新端末が登場しました。WX02が高評価だったことからWX03に掛かる期待は大きいです。そこで気になるところを中心にレビューしていきます↓
・ ライバルとなる端末と比較するとどうなの?
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Speed Wi-Fi NEXT WX03は買いなのか
- WX03の特徴とWXシリーズの流れ
- WX03の3つのメリット
- WX03の2つのデメリット
- Speed Wi-Fi NEXT W03のスペック
- 他の端末との比較・選び方
- WX03キャンペーン情報
WX03の特徴とNEC・WXシリーズの流れ
まず、WXシリーズで3代目となる端末がWX03になります。
WX01→WX02→WX03(いまココ)
WX01は、4x4MIMOという最新技術が導入された端末で、革新的なWIFIルーターでした。しかし、当時はWiMAXの通信速度規制が厳しくて、端末は悪くないのに悪者にされてしまうことがよくありました。
そしてWX02が登場。WX02は、WX01のマイナーチェンジモデルです。大幅な変更はありません。しかし、3日間の通信量がディスプレイで確認できたり、バッテリーの持ちが多少改善されたり・・・正直に書いてしまうと、WX01バージョン2のような端末がWX02です。
そこでWX03。WX03はWX02からのマイナーチェンジモデルではありません。相変わらずau 4G LTEには非対応ではありますが、WiMAX 2+で4×4 MIMOとキャリアアグリゲーション(CA)を実現したことで、下り最大440Mbps、上り最大30Mbpsと通信速度が大幅に改善されています。
- 下り最大220Mbps → 下り最大440Mbps
- 上り最大10Mbps → 上り最大30Mbps
WX03の3つのメリット
WX03のストロングポイントをまとめると以下となります。
- 通信速度(下り最大440Mbps/上り最大30Mbps)
- タッチパネル化されたディスプレイ
- クレードルに拡張アンテナを搭載
通信速度が大幅に改善
通信速度については、すでに説明しているのでその他のメリットをみていきましょう。↓
ディスプレイのタッチパネル化について
これまでのWXシリーズはタッチパネルを搭載していなくてポケットの中で誤作動することがなく、タッチパネルがないというデメリットを感じさせない端末でした。
大きなタッチパネルを搭載することでバッテリーも消費してしまうので、物ぐさな私としては、そこがWXの良いところでもあったワケです。省エネ設計。
例えば、WX02は電源ボタンを押すだけで5秒で起動します。使う時は電源を入れっぱなしにしておいて、バッテリーが少なくなってきたらスイッチを落とす。そして必要なときだけオンにするような大雑把な運用を大半のユーザが私と同じようにしていたはずです。
なぜ、そのような運用になってしまうのかというと、やはり操作性です。その昔流行ったカシオのデーターバンクが使いこなせなかったのと同じですね。アプリを立ち上げるのも面倒なので・・・
そこで今回のWX03、やっとタッチパネルを導入したため、当然のように利便性が向上。しかし、便利なのは間違いないけどバッテリーの消耗とのトレードオフ。
ディスプレイは、2.4インチ(320×240ドット)カラーLCD。バッテリーはリチウムイオン2,890mAh(3.85V)なので問題ありません。
拡張アンテナを搭載したクレードル
私の場合、自作バラボラアンテナを利用していますが、メーカーから販売されるクレードルに拡張アンテナが搭載されているのは高評価です。
これまでのWiMAXユーザは拡張アンテナを自作している人も多かったはずですが、やっとクレードルに搭載されましたね。
WiMAXの通信速度制限【3日で10GB】も緩くなってきたので、拡張アンテナが搭載されたことで自宅の回線もWiMAXのみで運用するユーザが増えそうですね。
WX03の2つのデメリット
WiMAX2+の対応エリアは十分に広がっていますがWiMAX回線は非対応。田舎暮らしの人は、申し込む前にWiMAX2+の利用エリアをしっかりと確認することをおすすめします。
ちなみにhuawei製の最新WIFIルーターW03もWiMAX回線は非対応です。
もうひとつのデメリットは、いつもと同じようにデザインがNECです(涙)。NECは日本を代表するネットワーク機器メーカーなんですが、コンシューマからエンタープライズ向けの製品までデザインがNECなんです。huawei製と比べてしまうとつらいものがあります。
しかし、WIFIルーターはネットワーク機器。性能は素晴らしい。↓
Speed Wi-Fi NEXT WX03のスペック
対応ネットワーク | WiMAX2+ |
---|---|
重量 | 約110g |
外形寸法 | 約99(W)×62(H)×13.2(D)mm |
連続通信(WIFI) | WiMAX 2+(ハイパフォーマンスモード):約440分 WiMAX 2+(エコモード):約740分 ノーマルモード:約600分 |
連続通信(Bluetooth) | WiMAX 2+(ハイパフォーマンスモード):約580分 WiMAX 2+(エコモード):約990分 ノーマルモード:約900分 |
連続待受 | 休止状態:1,100時間 ウェイティング:45時間 |
WIFI規格 | IEEE802.11ac/n/a(5GHz帯)、11n/g/b(2.4GHz帯) |
カラー | ホワイトゴールド ディープブルー |
参考資料 | WX03マニュアル・ダウンロード |
他の端末との比較・選び方
比較対象となるのは、やはりNECの最新端末WX04とhuawei製W04。細かな違いは沢山ありますが、理解しておきたいポイントが1点。WX03とWX04やW04は、利用する通信回線が異なります。
au 4G LTEが利用できるのがWX05とWX04、W05、W04です。できないのがWX03。ちなみにW05は下り最大708Mbpsに対応するWiMAX最速端末です。
– | WX03 | WX04 | W04 | W05 |
---|---|---|---|---|
WiMAX | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ |
WiMAX2+ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
au4GLTE | ☓ | ◯ | ◯ | ◯ |
速度 | 下り最大440Mbps 上り最大30Mbps |
下り最大440Mbps 上り最大30Mbps |
下り最大440Mbps 上り最大30Mbps |
下り最大708Mbps 上り最大75Mbps |
au 4G LTEは利用エリアが広く安定しているのですが万能ではありません。オプション(1,005円)が必要であること。また、月間7GBまでしか利用できません。
- 月間7G以上利用すると通信制限(128Kbps)。
- オプションになるので別途1,005円/月。
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WX03キャンペーン一覧表・2022年10月
これまでWiMAXを取り扱うプロバイダー(MVNO)の多くがWX03のキャンペーンを展開していましたが新端末が発売されたことで取り扱いプロバイダーが消滅。
NECの端末で選ぶなら最新のWX05がおすすめです。
発売日 | キャッシュバックキャンペーン | |
---|---|---|
UQ | 終了 | – |
GMOとくとくBB | 終了 | – |
So-net | 終了 | – |
Biglobe | 終了 | – |
Nifty | 終了 | – |
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