さっそくNECのWiMAX端末WX06の評価をしてくわけですが、以下の3つのポイントを中心にみていきましょう。
- 人気の端末がどのように進化したのか?
- ライバルとなる端末と比較するとどうなのか?
- WiMAXの端末選びについて
結論を先に書いてしまうと、一般的なネットの利用では十分に満足できるスペックです。クレードルもセットで購入することをおすすめします。
目次:
- W06の発売日とWXシリーズの流れ
- W06の2つのメリット
- W06の3つのデメリット
- スペック
- 他の端末との比較
- キャンペーン情報
WX06の発売日とNEC・WXシリーズの流れ
まず、WXシリーズで6代目となる端末がWX06です。これまで新製品の発売は11月だったのでWX06も同じように11月かと思いきや2020年でしたね。
- WX01→WX02→WX03→ WX04(2017年11月)→WX05(2018年11月)→WX06(2020年1月)
現在(2022年1月)では最新のWiMAX端末です。
WX06のメリット
WX06のメリットは5つあります。
- バンドステアリング機能搭載が便利
- QRコードで簡単接続できる
- データ通信量が一目瞭然
- クレードルが使いやすい
- 大型バッテリー、しかも自分でバッテリー交換できる
2.4GHzと5GHzが同時利用できるバンドステアリング機能搭載が便利
無線LANで2.4GHzと5GHzが利用できるのは珍しいことではありません。しかし、自動で周波数を選択してくれる機能(バンドステアリング機能)はWIMAX端末としては世界初です。
- なにが便利なのか?
- 自動である理由ってあるの?
バンドステアリング機能の利便性を理解するために、まず2.4GHzと5GHzの特性から説明します。
無線LAN規格 | メリット | デメリット |
---|---|---|
2.4GHz | 電波が遠くまで届く | 電波が干渉しやすい |
5GHz | 速い | 到達距離が短い |
パコソン←(この通信の話です)→WX06←(こちら側の通信ではない)→基地局
例えば、WiMAX端末を部屋に置いて別の部屋にスマホだけを持って移動した場合、
5GHzで接続していた通信が不安定になり、手動で2.4GHzに切り替えていました。
WiFiを切り替えるだけなので簡単ではありますけど面倒ですよね。この煩わしさから開放されます。面倒くさがりな人や機器の設定が苦手な人にピッタリの機能ですね。
- 要するに、WiFiを変更することなく最適な通信が利用できる。
QRコードで簡単接続できる
スマホでQRコードを読み取るだけでWiFi設定が完了します。
- iOS/iPadOS/Android端末対応
これまでのように手動で接続するのであれば、設定からWIFIのネットワークを選択してパスワードを入力します。最初に設定してしまえばそれまでのことですが、職場や学校で友達に回線を貸してあげるときに便利です。
データ通信量が一目瞭然
使い放題のWiMAXでもデータ通信量に制限があります。
- 3日間の「日次データ通信量」10GBまで
- ハイスピードプラスエリアモード(au 4G lte)での「月次データ通信量」7GBまで
データ通信量がホーム画面に表示されるので使いすぎ防止になります。これまでのWiMAX端末にも通信量がわかる機能は搭載されていましたが、WX06の表示は直感的にわかるのでおすすめです。
クレードルの拡張アンテナ
NECのクレードルには拡張アンテナが搭載されています。4本の拡張アンテナで性能が56%向上したとのこと。メーカーでの測定になるので、ユーザの環境で同じ結果になることはないかもしれませんが、アンテナの性能アップは間違いなくWX06のストロングポイントです。
無線端末でもっとも重要な機能がアンテナ性能。電波が繋がらないならサービスに価値はありません。
要するに、拡張アンテナは正義です。
クレードルには有線LANポートがある
クレードルには有線接続するためのLANポートがあります。無線LANに対応していない機器を接続することもできます。ポートの数はひとつしかないので、複数の機器を有線接続したい場合はハブを購入しましょう。
自分でバッテリー交換できる
ポケットWIFIやスマホを数年利用していると、端末自体に不具合はなくてもバッテリーが弱ってきます。
リチウムバッテリーの弱点でもありますが、自分でバッテリーを取り外せる、交換できることは大きなメリットです。
WX06とW06の比較
WX06とW06の選び方でポイントとなるのが以下の4項目。
- 通信速度
- 通信時間
- バッテリーを取り外せるか?
- クレードルが欲しいのかどうか?
WX06 | W06 | |
---|---|---|
製造元 | NEC | HUAWEI |
最大通信速度(下り) | 440Mbps | 1.2Gbps 869Mbps(WiFi) |
最大通信速度(上り) | 75Mbps | 75Mbps |
連続通信時間 | 約14時間 | 約9時間 |
バッテリー取り外し | 可 | 不可 |
最大通信速度ではW06の方が速いです。あくまでも最大速度です。WX06の最大の速度である440Mbpsも十分に高速です。WiMAX2+の回線速度が自体が向上しないかぎり、端末の速度は問題にならないはず。
W06と比較するとバッテリーサイズが200mAh大きいことから連続通信時間はWX06にアドバンテージがあります。またバッテリーの交換が自分でできることはありがたいですね。
WX06 | W06 | |
---|---|---|
バッテリー容量 | 3200mAh | 3000mAh |
WX06とWX05の比較
WX06とWX05、サイズや重量、モニターサイズ、最大通信速度は同じです。通信面ではバンドステアリング機能が追加されたことやUIは向上しています。
WX05から進化したポイントまとめ
- データ通信量が見やすくなった
- 同時接続台数が10台から16台に増えた
- バンドステアリング機能搭載でお手軽にネットワークの切り替えができるようになった
WX05とWX06が同じ料金なら迷わずWX06です。
スペック
機種名 | Speed Wi-Fi NEXT WX05 |
---|---|
製造元 | NECプラットフォームズ |
サイズ | 約W111×H62×D13.3mm |
重さ | 約127g |
色 | ライムグリーン クラウドホワイト |
バッテリー容量 | 3,200mAh |
ディスプレイ | 2.4インチ カラーLCDディスプレイ |
対応ネットワーク | WiMAX 2+ |
au 4G LTE | |
最大通信速度 | 下り最大440Mbps_上り最大75Mbps |
充電時間 | 約160分 |
連続通信時間 | ハイスピードモード ・ハイパフォーマンスモード:約8.3時間 ・ノーマルモード:約11.5時間 ・エコモード:約14時間 ハイスピードプラスエリアモード ・ハイパフォーマンスモード:約8.1時間 ・ノーマルモード:約10.5時間 ・エコモード:約13.3時間 |
連続待受時間 | 休止待受け(リモート起動あり):約700時間 ウェイティング:約45時間 |
無線LAN規格 | IEEE802.11a/n/ac (5GHz)、IEEE802.11b/g/n (2.4GHz) |
同時接続可能台数 | 最大16台 |
対応OS | Windows10/8.1 Mac OS X 10.9/10.10/10.11/10.12/10.13/10.14/10.15 |
参考資料 | WX06製品仕様 |
WX06キャンペーン比較【2022年11月】
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取り扱い | キャッシュバック | 月額割引 | |
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GMOとくとくBB | 終了 | – | – |
So-net WiMAX2+ | 終了 | – | – |
Biglobe WiMAX2+ | 終了 | – | – |
UQ WiMAX2+ | 終了 | なし | – |
Nifty WiMAX2+ | 未定 | – | – |
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