初のギガビット対応したHUAWEI製 WiMAXホームルーターが発売されました。インターネット回線契約の繁忙期に合わせて新端末を投入するのはいつものことです。
- 発売日:1月25日
当レビューではHOME L02のメリットやデメリット、NEC製のライバル機種 HOME 01や旧端末となったL01sと比較をしながらレビューしていきます。
目次:
- Speed Wi-Fi HOME L02のメリット
- Speed Wi-Fi HOME L02のデメリット
- スペックについて
- HOME L02とHOME 01との比較
Speed Wi-Fi HOME L02のメリット
まず、HOME L02魅力は以下となります。
- ギガビット対応の最速WiMAXルーター・下り速度最大1Gbps
- Wi-Fi TXビームフォーミング対応
- 高感度アンテナ搭載
- ベストポジション機能対応で最適な設置場所がわかる
ギガビット対応の最速WiMAXルーター・下り速度最大1Gbps
WiMAXホームルーターとしては初の1Gbpsを超える速度がでる端末なので、HOME L02の最大の売りはやはり回線の速度です。
製品名 | HOME L02 |
---|---|
通信速度 | ハイスピードモード(WiMAX 2+) ・下り最大558Mbps ・上り最大30Mbpsハイスピードプラスエリアモード(WiMAX 2+、LTE) ・下り最大1Gbps【注1】(Wi-Fi接続時最大867Mbps) ・上り最大75Mbps【注1】 【注1】:LANケーブル接続時の通信速度 |
Wi-Fi TXビームフォーミング対応
ビームフォーミングはL02と接続端末(例えばスマホやノートパソコン)間の通信を向上させる技術です。
L02と接続端末の距離や角度を計算して電波を飛ばすので、ビームフォーミング対応端末の方が、未実装の端末より高性能といえます。
もちろん、壁や障子などの遮蔽物を挟んだ場合、受信感度は弱くなります。この機能は、最新のWiMAXルーター(W06、WX05、WX04)やNEC製のホームルーターHOME 01にも実装されています。
HUAWEIによると安定性と通信速度が30%向上とのこと。
高感度アンテナ搭載
基地局をいくら増強してもクライアント側(受信する側)のアンテナ性能が低いと通信に支障をきたすので、HOME L02に搭載された高感度アンテナもメリットと言えます。
4本の高感度アンテナを4方向に配置することで360度全方位カバーすることで死角をなくす技術です。
ビームフォーミングと高感度アンテナのメリットの違いをまとめます。
高感度アンテナは360度死角をつくらず、前述したビームフォーミングで狙い撃ちするのがL02の機能です。
ちなみに、NECでは「ワイドレンジアンテナ」と呼ばれる、筐体内部のアンテナと基盤に組み込まれたアンテナを非接触結合させることで全方向の通信を実現しています。もちろんビームフォーミングあり。
ベストポジション機能対応で最適な設置場所がわかる
最新のWiMAXルーターなら当たり前の機能になりましたが、やはりアプリから設定を変更したり、状況確認できるのは便利です。
その中でもベストポジション機能は便利。
電波の強さを12段階で2秒ごとに表示するので自宅やオフィスで設置場所に困ることはないでしょう。
Speed Wi-Fi HOME L02のデメリット
HOME L02は非常にハイスペックなホームルーターです。性能に明確なデメリットはありません。
しかし、最大下り速度1Gbpsを売りにしたL02ですが、ハイスピードプラスエリアモードでLANケーブル接続時したときの理論値です。
私達が普段利用するWIFI接続したときの速度は下り最大867Mbps。誤解しやすいので注意してください。しかもハイスピードプラスエリアモードはギガ放題(使い放題のプラン)でも月7GBまでしか利用できません。
おそらく大半のユーザはハイスピードモードを利用することになります。ハイスピードモードの速度比較はこちら↓
ハイスピードモードの速度比較 | 下り | 上り |
---|---|---|
HOME L02 | 最大558Mbps | 最大30Mbps |
HOME 01 | 最大440Mbps | 最大30Mbps |
HOME L01s | 最大440Mbps | 最大30Mbps |
HOME L02とHOME 01との比較
同時期に発売されたL01とNECのHOME 01を比較すると、最大通信速度や最大接続台数でL02にアドバンテージがあります。しかもデザインが良い。
L02の強みをまとめると
- 最大通信速度
- 最大接続台数
- デザイン
通信速度は理論値でしかないので大きな違いを体感できないかもしれませんが、最大接続台数は約2倍。この差は大きいですね。
重要なのは接続できる台数より処理性能になるので、家族で利用する人で更にスマート家電に興味があるなら、L02がおすすめです。
NECのHOME 01でも一人暮らしなら問題ないです。
- HOME L02:最大40台(LANポート:2台、2.4GHz:20台、5GHz:20台)
- HOME 01:最大22台(LANポート:2台、2.4GHz:10台、5GHz:10台)
しかし、HUAWEI製であることからNECを選択する人も多いことでしょう。
スペックについて
製品名 | Speed Wi-Fi HOME L02 |
---|---|
製造元 | HUAWEI |
対応ネットワーク | WiMAX 2+ |
au 4G LTE | |
最大通信速度 | WAN側:下り最大1,237Mbps/上り最大75Mbps |
LAN側:下り最大1,000Mbps/上り最大75Mbps | |
質量 | 約436g |
同梱物 | ACアダプタ Ethernetケーブル(試供品) 取扱説明書 保証書 |
外形寸法(mm) | 約93(W)×178(H)×93(D)mm |
UIMカードバージョン※5 | Nano IC |
対応OS※6 | Windows(R) 7/8.1/10 |
Mac OS X v10.9/v10.10/v10.11/v10.12/v10.13/v10.14 | |
有線LAN規格 | 10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T(ギガビット対応)/2ポート |
無線LAN規格 | IEEE802.11ac/11n/11a(5GHz帯)、IEEE802.11n/11g/11b(2.4GHz帯) |
最大同時接続数 | 最大約40台(2.4GHz:20台、5GHz:20台) |
電源 | 電源はACアダプタのみバッテリー動作非対応 |
本体色 | ホワイト |
参考資料 | L02 メーカー公式サイト |
2022年11月のキャンペーン状況まとめ
HOME L02が対象となるキャンペーンは2種類あります。
- キャッシュバック(
GMO、Biglobe、UQ) - 月額割引(
GMO、So-net)
発売 | キャッシュバック | 月額割引 | 端末代金 | |
---|---|---|---|---|
GMOとくとくBB | 終了 | あり | 無料 | |
So-net | 終了 | あり | 無料 | |
Biglobe | 終了 | あり | 19,200円 | |
UQ WiAMX | 発売開始 | なし | なし | 15,000円 |
HOME L02を取り扱う人気プロバイダーのレビュー
キャッシュバックキャンペーンと月額割引キャンペーンを比べるなら、以下の記事を参考にして下さい。
以上、「Speed Wi-Fi HOME L02の評価・レビュー」でした。