「けしからんっ」と文句を言いたくなりますが事実です。回線の速度に関して、私達ユーザがこの問題を解決することはできませんが、理由をみていきましょう。
- LTE-実際の速度
- LTEの速度
- 2種類の通信制限について
- DocomoのLTEを試してみた結果について
- LTE-実際の速度・まとめ
LTEの実測とカタログ値の違いについて
実際の速度とカタログにある速度が違う理由は、回線がベストエフォード型のものであるのが原因です。
- みんなで帯域を共有しているから回線が混雑している
- 基地局までの距離による電波の劣化
- その他の電波障害による劣化
- 基地局から先にあるキャリア回線の混雑状況
- カタログに記載されているのは理論値
あなた以外のユーザが回線を利用していなくても、電波が劣化してしまうためカタログ値に達することはありません。音声通話は3G回線を利用しているのでLTEの回線とは別モノです。音声通話はあまり大きなトラフィックにならないので、3G回線でも充分な品質があります。
LTEと3G回線を切り替える技術をCSフォールバックと呼びます。
2種類の通信速度制限について
知っている方もいると思いますが、スマホやモバイルWIFIには制限があります。有名なのが月間のデータ利用制限です。もし、契約時に決められた容量を超えてしまった場合、データ容量を追加購入することで解除できます。
もうひとつの通信制限は、3日間のデータ利用制限です。キャリアやプロバイダーによって基準が違います。
例えば、ワイモバイルやYahooWifiは3日で1GBまで。WiMAXは3日で10GBまで。【←2017年2月2日から新基準になりました】基準となる3日間のデータ容量を越えると、通信速度規制がかけられます。一般的に3日間の速度制限は1日でリセットされますが、制限時の速度が最大128kbps程度になります。
128kbpsとは、なつかしのISDNの速度です。いきなりネットが遅くなった場合は通信制限を疑ってみましょう。モバイルWIFIが遅くなった時の対処法や原因はこちらの記事を確認して下さい。
この通信速度制限もサービスによってマチマチなので、詳細は以下の記事で確認して下さい。
DocomoのLTEを試してみた結果について
1回目の計測
計測場所;愛知県尾張旭市/室内
- 下り:10.52Mbps
- 上り: 5.02Mbps
2回目の計測
計測場所;愛知県尾張旭市/室内
- 下り:16.50Mbps
- 上り: 9.97Mbps
3回目の計測
計測場所;愛知県尾張旭市/室内
- 下り:11.85Mbps
- 上り: 9.03Mbps
4回目の計測
計測場所;愛知県尾張旭市/屋外/遮蔽物なし
- 下り:19.38Mbps
- 上り: 4.27Mbps
5回目の計測
計測場所;愛知県尾張旭市/屋外/遮蔽物あり
- 下り:7.16Mbps
- 上り: 4.53Mbps
結果は以上です。
LTE-実際の速度・まとめ
名古屋市の隣に位置する尾張旭市というハンディキャップを抱えた状況での計測ですが、実用には問題のない速度です。youtubeやニコニコ動画も問題なく閲覧できます。ただし、youtubeのHD画質になると多少もたつきを感じます。
これぐらいの速度であれば、大半の方が納得できるのではないでしょうか。LTEでインターネットを楽しんで下さい。
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以上、「LTEの速度・実測」でした。